投資狂日記

自由を追求するブログ

今まで投資したことのない業種

気づいてみると投資したことのない業種が結構ある。

百貨店とスーパーも投資したことがない。

 

百貨店はインバウンドが落ち着いたこともあって業績が落ちている。伊勢丹新宿店ですら状況は厳しい。百貨店という業態自体に魅力がなくなってきている。服ならユニクロユナイテッドアローズなどがあるしネットではゾゾタウンがある。家具はニトリがあるし、家電は量販店で済む。雑貨は無印良品などがある。百貨店へ行かなくとも事足りるし、そもそも価格が高い。

百貨店が生き残るには高級品に特化するぐらいしかないかもしれない。するとあんなに大きく広いスペースは必要なくなり、売り場を貸す不動産業に変化するのではないか。ネット通販の拡大も百貨店の衰退に拍車をかける。

同じようにスーパーも厳しい。専門店に敵うわけもなく、イトーヨーカ堂やイオンが苦戦しているのは明らかだ。ただ食品スーパーは残るだろう。肉・魚・野菜・果物など食材を一箇所でまとめて購入できることは大きなメリットだからだ。スーパーの中で業績がいいのはほとんど食品スーパーだ。

 

投資の対象となるには、その企業が必要とされる存在でなければならない。時代の流れによって必要とされることも変化する。当たり前だけど、大事なことだ。ブラック企業というのも長い目でみれば衰退してくだろう。

そういえば従業員が過労死した電通のような広告代理店も衰退するのではないかと感じている。

状況を利用するということ

アベノミクスが始まる前は株価は低迷していて、長い間投資パフォーマンスが上がらず苦しかった。だがアベノミクスが始まったことによって状況が一変した。苦しくても投資を続けていたことでこの恩恵を得ることができた。

ただ、私はアベノミクスについては評価していない。第3の矢である成長戦略はいまだにあやふやだ。結局は時間稼ぎに等しくツケを後に回しただけだ。

だからこそこのアベノミクスという状況を利用しない手はないと思う。

アベノミクスによって株価が上昇すると考え、実際に投資を始めた人はどれくらいいるのだろう。少なくとも私の周りにはいない。給料が上がらないのなら何か収入を増やす方法はないか考えて実行した人は意外と少ないのだろう。

経済格差が問題となっているが、こういう状況を利用するか否かでも少しずつ格差に影響してくるのかもしれない。

日本の将来の経済状態について私は悲観的に見ている。そういう状況になったときどうするか、考えておくべきだと思っている。悲観的に見ているけど悲観してはいないのだ。