投資狂日記

自由を追求するブログ

保有株を売るとき

前回、サンマルクホールディングスの決算発表の結果から保有株を売却することも視野に入れていた。だが予想に反して株価は急騰。急落することを覚悟していたので拍子抜けしてしまった。本当に株価の動きというのはわからないものだ。

 

だが、この株価急騰によってますます持株を売るいい機会ではないかと考えるようになった。株を買うときには吟味に吟味を重ねたうえで決めるが、売るときの判断というのは難しい。

売った後にさらに株価が上昇するのではないかとか、毎年受け取っていた配当金や株主優待がなくなるとかということが売る判断を鈍らせる。業績をもとに考えても、結局は自分の勘とさほど変わらない。でもその勘というのが案外馬鹿にできないのだ。

今年は日本トリムJTなど持株を売却し、新たな銘柄に入れ替えてきた。幸いそれはうまくいったと思っている。

今回、サンマルクについても売却を考えたときに思いかけず株価が上昇した。これは売りどきを示しているように思えてくる。これも勘なのだが。

だがまだ早いような気もする。これも勘だ。

売る判断は本当に難しい。

 

サンマルクホールディングスの平成29年3月期第2四半期決算

今日、持株の一つであるサンマルクホールディングスの第2四半期決算が発表された。

 

売上高333億11百万円(前年同期比1.8% 増)、経常利益37億57百万円(同2.5%減)

という内容で正直がっかりだ。

さらに通期の業績予想も下方修正している。

レストラン事業と喫茶事業の2つのセグメントがあり、レストラン事業の業績が厳しいようだ。

これを裏付けるように、いつも利用していた近所のベーカリーレストラン「サンマルク」が閉店していた。行った時はいつも客がたくさんいて繁盛しているなと思っていたので、この閉店には少し驚いた。土日は良くても平日が厳しかったのかもしれない。また外食産業は人手不足で、それも影響していたのかもしれない。

問題は、このまま株を持ち続けるべきかどうかだ。確かに売上も利益も伸びていない。キャッシュフロー計算書を見ると営業キャッシュフローは増えているが、投資キャッシュフローは前年より支出が減っていて、ちょっと守りに入っている印象がある。ただ海外に布石を打っている気配もあり、動向を見守る必要がありそうだ。

これまで最も長く保有していたサンマルク株だが、手放す心の準備はしておこうと思う。