投資狂日記

自由を追求するブログ

金融庁からNISA口座の利用状況等に関する調査結果が公表されました

私もNISA口座は開設したが、まだ利用していない。

他の投資家達の利用実態はどうなのか興味があったので、この調査結果を詳しく見てみた。

 

まず、NISA口座を開設したのは年代別でみると60歳代以上で約60%を占める。やはり資金を持っていることと関連しているのだろう。実際、総買付額も60歳代以上の割合が約65%となっている。

そして投資商品は投資信託が最も多く約62%で、上場株式が約36%。ETFREITは意外と低くそれぞれ約1%にとどまっている。

NISA口座を積極的に利用しているのは60歳代以上でやはり投資経験者が多い。

そして驚きなのが投資商品の販売現場ではNISAにおける推奨商品は毎月分配型投資信託だという。販売サイドの意向が強く出ているのかと思いきや、NISAにおける顧客ニーズの高い商品も毎月分配型投資信託だという。

おそらく分配金を重視してのことなのだろうが、投資経験が豊富にもかかわらずこういう投資商品を選ぶ人が多いということだ。

他にも興味深い内容もあるので見てみたい人は以下よりどうぞ。

http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20140623-1.html

 

 ところで、私はNISAは今のところ利用する気はない。メリット以上にデメリットが気になるからだ。NISAのデメリットは特定口座と損益通算できなかったり、繰越損失もできないといった投資における守りが脆弱なことだ。譲渡益や配当に税金がかからないというのは投資パフォーマンスを向上させ攻撃力抜群だが、投資はいつも利益がでるとは限らない。損失が出た場合にそれを少しでもリカバーする手段がないというのは大きなデメリットだ。このためNISAでは損失が許されないような気がしてどうしても利用に慎重になってしまう。

なので、今後よりよい制度へ拡充されていくことを期待するほかない。