2016-03-16 またまた消費増税を見送るのか 考えごと 来年の消費税増税が延期されるのではないかとの憶測が報道されている。ノーベル賞経済学者であるスティグリッツ教授から消費増税を延期すべきとの提言を受けたという。著名な経済学者が言っているのだから、と増税見送りを正当化しようという意図にもみえる。これは同時に選挙も意識しているのだろう。だが消費増税を延期するということは、アベノミクスで景気が良くならなかったということを認めることにつながる。もし増税延期となれば、異次元金融緩和は財政ファイナンスの色合いを濃くしていくだろう。第3の矢であったはずの成長戦略は結局うやむやで、従来どおりの景気対策が行われツケが先送りされる。景気も確かに大切だけど、将来にツケをまわすのだけはもうやめてもらいたい。でも多数の有権者はそうではないのだろう。行き着くところまで行って行き詰まらないと何も変わらないのだろうか。