投資狂日記

自由を追求するブログ

消費目線と投資目線

今、一眼レフカメラを買おうと思っている。

子供の成長を記録するためにいい写真を撮りたいということもあるのだが、写真というちょっと創造性を刺激することに興味がわいてきたのだ。またカメラのようなメカニック的なことも好きなので趣味としてもちょうどいい。

 

それでネットで調べたり、家電量販店で実際に手に取ってみたり、カタログをよく読んでみたりしてメーカーの候補を絞ると、やはりニコンとキャノンが残った。この2社で性能や特徴など細かい違いは当然あるのだが、どちらの製品もすばらしく甲乙つけがたい。

なので家電量販店で実際手に取ってみたときの感触や撮影した時の印象など、スペックではわからない感覚的あるいは直観的なものが重要だと思っている。結論としてはニコンのカメラを買うつもりだ。

 

ここまでは消費目線だが、このニコンとキャノンを投資目線で見るとどうなるか。

残念ながら私にとっては投資対象にならない。

とても素晴らしい製品を生み出しているのだが、業績の推移をみると全く物足りない。ニコンもそうだが優良企業といわれるキャノンもROEの水準は低い。配当も伸びていない。

 

私が投資対象に興味を持つのは製品やサービスなどが気に入ったからというのが多い。

でも製品やサービスがよくても、それを提供する企業が投資するのに適切な対象であるかどうかはやはり別問題なのだ。逆に投資対象としてだけでみれば表面的に素晴らしくても製品やサービスはいまいちというのもある。この場合は投資しないほうがいいと思っている。製品やサービスが支持されなければ長期的には伸びないと思えるからだ。

 

消費者としての目線と投資家としての目線は違う。

だから投資は難しい。だけど面白い。